【ソウル2019】セブンイレブン シグネチャーのAIロボ ブニ君の出番なし

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韓国のいわゆる無人コンビニの先駆けであるセブンイレブンのシグネチャー( SIGNATURE)」を体験してきた。これはセブンイレブンの無人店舗の新業態で、現在までのところ韓国国内に4店舗あるようだ。今回訪れたのはのはその1号店である123階建てのロッテワールドタワーの31階にある店舗である。最寄り駅は地下鉄2号線、8号線のJamsil駅だ。

ロッテワールドタワーはオフィスビルなので部外者は立ち入ることが出来ない。しかし31階にあるフードコートと、シグネチャーに行くことは可能だ。1Fエントランス横にある受付で31階に行く旨を言うと、ゲートを通過することができるカードを渡してくれるので、これで31階まで行くことができる。筆者が訪れた時に特にIDなどは要求されず口頭申告のみであった。

エントランス 両サイドにはデジタルサイネージ。このときはなぜか横素材が表示されていた
エントランスゲートには静脈認証機能もある

ゲートには手のひら静脈認証のセンサーが付いているのでこれはひょっとして入場できないかと思ったのだが、他の人が何もせずに入っていくので少なくともこのときは関係なく入場できた。どうやら当初はこのビル勤務者のIDカードかロッテカードが発行する「ハンドペイ」という手のひら静脈認証がないとゲートを通過できなかったようだが、昨年から一般にも開放しているようである。

店内は普通のコンビニ
左側になぜか高級な酒がある

コンビニエンスストアとしてはごく普通のサイズの店舗だ。一部イートインスペースも数席用意されている。観光客が多いのだろうか、高級な酒がおいてあったりする。さてでは適当に購入商品を選んでレジへと向かう。

レジは2台あり、右側のレジにはAIロボという触れ込みの「ブニ(VENY)」君が鎮座している。わからないことがあればブニ君と会話しながら教えてくれるらしいのだが、すべての購入決済は直感的に全てわかるので質問する必要がない。仮に必要だったとしても韓国語だけの対応のようだ。

レジ周りの配置は右端が商品のバーコードを読み取るリーダー、その右がハンドペイの静脈認証(指先)、その上のブニの左手も静脈認証ではないかと思われる。顔の部分はディスプレイになっており、顔を認識しているようで、こちらの位置によって顔の向き(の画像)を変えてくる。真ん中は操作案内のディスプレイ。右手のおにぎりの部分は不明。左側は手前がクレジットカードのリーダー、その奥がレシートのプリンターである。

どこのセルフレジもこういう配置と機器構成になっている例が多い
操作案内。読めないので下記にグーグル翻訳を載せておく
Google翻訳の結果
右側部分
ロッテカードの読み取りは上のある指先静脈認証かカードを置く
おにぎりの意味はわからない
ブニの左手部分は手のひら静脈認証っぽいのだが違うかも知れない。試しにかざしてみたのだが、筆者は静脈登録していないからなのか、そもそも機能していないかわからないが何も起きなかった
バーコードを読み取り終わったら決済方法を選択。ハンドペイ、tマネー、クレジットカードが使える
クレジットカード読み取り端末とレシート用のプリンター。その横の緑色は店員呼び出し用のボタンだ。なおデフォルトではレシートは発行されないのはいいことだ。
ブニ君は人がいる方に顔を向けてくれる
ブニ君に関する説明
Google翻訳の結果
決済が終わると評価を促す画面が
ゲートから退出

セブンイレブン シグネチャーはamazon goのように入店者と商品をトラッキングしているわけではなく、単なるセルフレジしかないキャッシュレスなコンビニである。現金は使えない。静脈認証を使うことで決済が少し楽になるかなと言う程度だ。少なくともAIロボットのベニ君は、一見さんインバウンドの筆者が全く必要としなかったわけで、日常的にここを利用する人にとっては残念ながら全く無意味な存在だ。

セルフレジを使って感じることは、列に並ぶ不快さと、自分で操作することによる面倒くささと不慣れさによって結果的に時間短縮にならないのではないかとか、でも何もすること無く並んで待たされるよりは自分で操作している方が体感的には心地よいとか、微妙な存在であることは間違いない。筆者がこれまで体験した相当数の国内外のスーパーやコンビニにおけるセルフレジは、どう考えても残念ながら顧客のメリットにはならないものばかりである。

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