新宿駅に巨大なセンシングサイネージが登場

Digital Signage /

新宿駅に新たなデジタルサイネージ媒体が登場した。小田急が運営する新宿駅デジタルウオールである。これがなかなかインパクトがあり、GASKETとしても注目している「IPカメラによりお客さまの属性や流動等の計測機能」を持っているようなので紹介しておきたい。

では現場の状況をご覧いただこう。

場所はJR新宿駅の西口の地下1階で、JRの新宿西口改札口の真上である。どう見てもこの場所だとJRの媒体にしか見えないが、小田急の媒体である。その理由を聞いたところで何のメリットもないし、媒体価値的な視点でもこの場所はご覧のように非常に強力な、インパクトのある場所なのであって、それがJRの媒体なのか小田急の媒体なのかは広告主の立場でも意味を持たないし、生活者、通行人目線でもやはり意味はない。媒体価値が高いという事実があるのみである。

真横から見るとこんな感じ。

そしてもう一つ気になるのはこれである。

前述したように、「IPカメラによりお客さまの属性や流動等の計測機能」を実装しているようである。上の写真の下部に写っているカメラはおそらく既存の防犯カメラではないかと思う。どこかにカメラがあって、

小田急のプレスリリースには以下のように記載されている。

従来の単純な広告映像の露出に加え、新たに「天気や気温などの環境情報、広告主の商品販売状況など在庫情報データに基づいた最適な広告表現を可能とする機能」等を搭載しているほか、順次「IPカメラによるお客様の属性や流動等を計測する機能」も備える予定です。これによりお客さまへ提供すべき情報をリアルタイムに発信することや、広告の内容がどのような方々に届いているかを分析することが可能となります。

さらに媒体を説明している小田急のWEBにはこう書かれている。

本媒体は動画・静止画の再生だけでなく「その時その場所に則した動的な広告」の放映(天気、気温、販売・空席状況等の刻々と変化する外部情報に基づいたコンテンツ再生)を行い、「その時その場所に則した動的な広告の放映」が可能となります。

また、TVでは視聴率、インターネットではインプレッション等媒体を購入する上での指標があるのに比べ、当社の交通広告では目に見えるデータを示すことができませんでした。その状況を解決すべく本媒体にはサーキュレーション計測システムを組込み、日・時間毎の通行人数、性別、移動する方向等の情報を精査することで、将来的には「実際にこの広告はこのような人々に届いている」という目に見えるデータの提供を目指します。

媒体社として何が出来るかを考え、広告主様が実施したい事を可能な限りストレスなく叶えることを念頭に検討して参りました。是非、小田急の新規媒体で“人々に響く”広告展開をご検討ください。

素晴らしいではないか。これが従来型のOOHにおける大きな課題であり、それらを解決に導くまさにセンシングサイネージそのものである。こうした媒体が今度どんどん増えることで、的確な情報を伝えること、的確な媒体効果を示すことの両方を実現することができる。そのためにデジタルサイネージコンソーシアムはセンシングサイネージガイドラインを策定したのである。

このガイドラインでは、センシングサイネージのシンボルマーク(黎デザイン総合計画研究所がデザイン)も策定しているので、ぜひともそちらも活用してもらいたい。

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