TOUCH-AND-GO COFFEEでの「推しラベル」はOMOの一つの楽しみ方

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モバイルオーダーでカスタマイズコーヒーを注文できるTOUCH-AND-GO COFFEEが人気だ。SNSでは、希望の時間に受け取るため、午前5時に注文したとの投稿もでているほどで、実際に6月20日には、多くの予約が入ったために12時前には当日受付を終了していたほどだ。

営業時間は7時から19時までなのだが、6月20日には11時47分で受付終了。ものすごい人気だ。

なぜこんなにも人気が出ているのかというと、ラベルネームをカスタマイズできることから、アイドルファンやアニメファンが自分の好きなアイドルやキャラクターなど推しのラベルを作ることが流行っているようだ。instagramやTwitterには、推しのグッズと名前が入ったラベルのコーヒーボトルを並べた写真や、デジタルサイネージにラベルネームが表示された様子などが投稿されている。

カスタマイズできるのは、ラベルネームのみ。カラーバーの色はランダムに決定する。それだけにもかかわらず、人気を博している。

ラベルネームを設定する画面。カスタマイズできる内容はとても少ないが、それだけにとても簡単で気軽にできる。
ラベルネームを設定する画面。カスタマイズできるのは「ラベルネーム」のみ。
実際に印刷されたラベル。
実際に印刷されたラベル。「GASKET」の箇所がカスタマイズできる箇所。ここで使えるのは大文字の英数字と一部の記号のみ。それ以外は、注文内容や店舗名、ロッカー番号などが印字されている。

同じような商品として、資生堂がオンラインストア「アセきゅんストア」で、オリジナルデザインのシーブリーズを作成できる商品を発売しており、これもまた「オタクに朗報」とのコメントとともにTwitterで拡散されている。

アセきゅんストアでは、ウェブ上でデザインができるようになっている。TOUCH-AND-GO COFFEEに比べると、デザインできる要素は多いが、それでも割り切った内容になっており、スマホでも十分に操作できる。

シーブリーズのオリジナルデザインの作成画面。スタンプを使って楽しくできる。
シーブリーズのオリジナルデザインの作成画面。スタンプを使って楽しくできる。
できあがりイメージを確認することもできる。
できあがりイメージを確認することもできる。

オリジナルラベルを作成するサービスそのものは、目新しいものではない。たとえば、祝いの酒では一般的なサービスになっており、その延長線上にあるサッポロビールの「フォトビー」も、スタートしたのは2016年だ。ただ、これらはハレの日のためのものだったのに対して、TOUCH-AND-GO COFFEEやシーブリーズは、日常のなかにある商品であり、気軽さとともに日常に「推し」を置き、より身近さを演出できる。だからこそ、このような流行りになっているのだろう。

写真を使ったオリジナルラベルのビールを注文できる「フォトビー」。想定されているシーンは、誕生日や父の日などで、日常ではない。
写真を使ったオリジナルラベルのビールを注文できる「フォトビー」。想定されているシーンは、誕生日や父の日などで、日常ではない。

モバイルオーダーというと、利便性のところに話題が言ってしまいがちだ。そこだけでいえば、TOUCH-AND-GO COFFEEは、自販機と比べて「どちらが便利」「どちらが美味しい」との競争になってしまう。明確な差がなければ、既存のやり方をひっくり返すのは難しい。しかし、このような「ラベルを作って遊べる」のは、モバイルオーダーならではのユニークな価値だ。利便性は当たり前としても、このような遊びも含め、何を唯一の価値として提供するのかを考えていく必要がある。

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