【Interop 2019】YAMAHAブースであのLovePianoが歌った

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ヤマハブースにとっても素敵なピアノが置かれていたのを気がついた人も多いだろう。このピアノはLovePianoというプロジェクトである。LovePianoとは何か、ヤマハの専用サイトには次のように記載されている。

ピアノをもっともっと身近に感じてほしい。そして楽しんでほしい。そんなシンプルな願いから「LovePiano」のプロジェクトは始まりました。
「ピアノの前に座ると緊張しちゃう……」そんなドキドキ感や、誰かと一緒に弾いたあとにアイコンタクトで起きる笑顔。ピアノをはじめて弾いた時のわくわくした気持ちなど、ピアノがあるとそのまわりでたくさんの気持ちが動き出します。
このプロジェクトでは、「LovePiano」をテーマにペイントしたピアノを、誰でも自由に弾けるピアノとしてオープンスペースに設置したり、ピアノへの想いをWebで発信したり、ピアノをもっとみんなの近くに感じてもらえる活動を進めていきます。
もしあなたのそばにピアノがあったら、とにかく近くに行って音を出してみてください。ピアノはいつも待っています。

LovePianoサイトより

つまりこれはストリートピアノなのだ。実は今回このLivePianoは「展示だけ」という事にヤマハさんはしておられたようなのだが、最終日の午後、これを弾いた人が現れたようなのだ。その情報を速攻でゲットしたアプリジャパンの実行委員の嶋氏がこのピアノを弾いてくれたのだ。この楽曲は嶋氏のオリジナル曲だ。

嶋氏が弾き終えたあと、ヤマハのマーケティンググループのリーダである平野さんに話を聞いていたら、彼は感動のあまり涙を浮かべながら「今回この子を幕張まで連れてきたのに、一度も歌うことなく終わってしまうのが本当に忍び難くて。弾いてくださって、歌わせてくださって本当にありがとうございます」とおっしゃるではないか。LovePianoはガチガチに計算され尽くしたマーケティングツールではまったくないのだ。平野氏は展示会などの担当であって、LovePiano自体は別会社のヤマハミュージックジャパンのプロジェクトであるにもかかわらず、平野氏は本当に心から感動をしていたのである。

ヤマハという会社はオルガンの製造からスタートしてピアノを始めとする楽器メーカーであったが、その後は多角化経営を行い、Interopでは、ネットワーク機器やマイク、スピーカーなどの展示している。その中に今回はLovePianoが静態展示(Interop公式サイトの出展概要の記載)されていた。

自分の担当ではないLovePianoに対して、平野氏が浮かべた心からの涙を見て、ああヤマハは本当にいい会社、良い社員がいるのだと確信した。ピアノを弾いた嶋氏も、「Interopの場で弾くことができて本当に嬉しい」と心から喜んでいたのが印象的だ。

さて、なぜGASKETがこの話を取り上げるのか。実はGASKETはこうしたストリートピアノが日本でももっと増えるといいと常々考えていて、ちょうどヤマハに相談に行こうかと考えていたタイミングであったのだ。しかしまさかInteropにLovePianoが来るとはまったく想像しておらず、そして今回の偶然をきっかけに何か企画化してこういう場を増やしたいと考えている。もちろんGASKETがやるからにはテクノロジーも絡めたものになる。ピアノの音で人の心が動くことを、テクノロジーで広める、伝える、共有することをやってみたい。まずは鉄道の駅からだ。