アリババのスーパ「盒馬鮮生」にも行ってみた

IoT /

何かと話題のアリババが経営しているスーパーマーケット、盒馬鮮生(フーマーフレッシュ)にも行ってきた。深セン以外にも中国国内にかなりたくさんあるようだ。筆者が行ったのは深セン中心部の皇庭広場店だ。

エントランスは特に変わったことはない。

最初に目についたのは鑑賞魚ショップのようなディスプレイが施されている鮮魚売り場。生きた魚が沢山泳いでいてまるで水族館のようだ。水槽をこれほっどきれいに維持しているということは、かなり頻繁に清掃が行われていることがすぐに分かる。

加工調理に説明をしているサイネージ

購入した魚をその場で調理してもらって食べることもできる。そのプロセスもアプリで行う。

調理の注文の仕方の説明

ここが有名なのは購入の7割がネット経由のEC、要するにネットスーパーによるものであること。店内にはスマホを手にした店員がひっきりなしに入る注文に従って商品を選んで行く。左手に持つバッグに商品を入れる。

スマホを見ながら注文が入った商品をピックアップしているスタッフ
このバッグに商品を入れる

このバッグは店内の天井に張り巡らされたコンベアと言うかリフトに乗せられてバックヤードに送られる。バックヤードには自転車による配達担当が待機していて、30分以内に商品を配達する。実際には混雑のために数時間かかってしまうけど問題ないかという会話を現場で聞いた。

頭の上をスキー場のリフトみたいにバッグが移動していく

すべての商品には電子ペーパーのプライスタグが付いている。もちろんこれはダイナミックプライシングによって価格はリアルタイムで変わっていく。

日本のビールも普通にある。このスーパーは品揃えを見る限り、高級スーパーという位置づけだろう。

このタグをスマホのアプリで読み込んで商品の詳細を確認できる。

支払いはアリペイのみ。エントランスに会員店と記載があるとおりだ。ク レジットカードも現金も使えない。支払いはセルフレジ。

【2019年10月22日追記】上記は間違い。2019年10月20日に再訪した際に現金で支払いを行った。その時の内容はこちらの記事を参照されたい。

場所は皇庭広場というショッピングモールの地下である。モールの地上エントランスには巨大なLEDディスプレイ。何気なく見ているがものすごく大きい。日本にはこのクラスは存在しない。
ちなみにこれは乾燥ナマコ。6万5000円。日本でも同じくらいの価格で売られているのを知った。

実際に購入していない(アリペイを使うためには中国の口座が必要)ので体験としては弱いが、IT的には大したことはないと思う。やはり重要なことは、アリババという企業がこうした小売流通事業を行うということだろう。AmazonがWhole Foodsを手に入れたり、amazon goをオペレーションするのと同じで、壮大な実験とデータの蓄積、市場の開拓を同時に行なっているのだろう。

スーパーとしてのフーマーフレッシュは店内は非常にスタイリッシュで、生鮮品の品質は非常に良いと感じた。日本でこれに匹敵するレベルのスーパーはないかもしれない(たとえば紀伊国屋は生鮮品のクリティや鮮度は高くないし、ナショナル麻布スーパーはこれほどスタイリッシュではない)。

【関連記事】
・アリババのスーパ「盒馬鮮生」にも行ってみた
・ニューリテールの雄、盒馬鮮生で上海蟹を現金決済してイートインした