巨大化するJRのKIOSKセルフレジでは新聞をどう買うのか

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JR東日本の新幹線での車内販売がなくなったというニュースが、以前話題になったが、これは駅ナカビジネスの進化に起因する。駅周辺のデパートの食品売り場には美味しそうなお弁当がたくさん並んでいる。駅も進化し、JR各社や私鉄事業者が駅ナカビジネスを繰り広げている。

東京駅構内には駅弁専門店があり、全国各地の駅弁を食べることができる。食品だけでなく、洋服や雑貨様々なショップが集い、あたかも駅がショッピングセンター化している。先日も東京駅で乗り換え中に、家族のためのお土産のスイーツを買ったが、人気の商品を駅で買えるようになったのは嬉しい限りだ。

JR東日本は人口減少時代を予測し、2000年に“通過する駅”から“集う駅”というコンセプトを掲げ、ビジネスの多角化を行なっている。実際東京駅はこの20年で大きく変化し、顧客の買い物行動に影響を与えている。時間を大切にする消費者は移動中に買い物を済ませたいという欲求を持っている。その顧客を満足させるために、多様な商品やサービスを駅で提供することで、JRの多角化は成功している。

しかし、駅ナカビジネスにも限界がある。商売が成立する乗降客の多い駅のスペースには、当然ながら限りがある。東京駅などを見ていると空きスペースを上手に有効活用しているが、それもそろそれも限界に近づいている。

そんなことを考えながら東京駅を歩いていたら、山手線のホームのKIOSKが大きくなっていることに気づいた。以前のボックス型のKIOSKの3倍ぐらいありそうな店舗で、スマホの充電器などもあり、商品も充実している。これを1人の店員で運営するのは大変だと思って、店舗をチェックしていたら、サイドにセルフレジが設置されていた。

ジュースやお菓子などをスキャンして、支払いボタンをタッチするだけで、簡単に商品を購入できる。会計で並ばないのはとても便利だ。しかし、ここで一つの疑問が頭に浮かんだ。KIOSKと言えば、新聞や雑誌を購入するはずだ。「これはどうやって買うのだろうか?」

タッチパネルをよく見ると画面右下に「新聞を購入」というボタンがあり、そこをタッチすると新聞メニューから希望の新聞を選べるようになっている。商品を全てスキャンしたら、レシートのあるなしを選択し、スイカなどの電子マネーで決済するだけだ。

人手不足の中でセルフレジを活用することで、大きなくなったKIOSKを最低限の人数で運営できる。顧客の待ち時間を短縮できるというメリットもある。ホームまで有効活用し、売り上げアップをはかるJR東日本の貪欲な姿勢を見習いたいものだ。