ホリエモンロケット MOMO3の打ち上げ成功に想う

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ホリエモンロケットこと、インターステラテクノロジズ株式会社のMOMO3が、本日5時45分に打ち上げられ、118秒の燃焼時間を経て高度113km宇宙空間に到達し、その後無事に海面に着水したようである。スタートから14年、日本の民間企業としては初の成功である。関係者の皆様に心からおめでとうございますと言いたい。

筆者は個人的にスペースシャトルの打ち上げを現地に観に行くくらいはロケットが好きである。ケネディスペースセンターに行ったのは2001年のことであるが、その時のミッションSTS-105(ディスカバリー)は当日は調整のため実際の打ち上げを見ることはできなかった。スペースシャトルの打ち上げは誰でもチケットを購入すれば見ることができるのだが、ミッション単位ではなく一日単位の固定日の予約発売で、延期になった場合は無効になる。なお種子島には行ったことはない。

現在、インターネットがブルーオーシャンな気はあまりしないが、宇宙はそうではないと思う。有人で帰ってくるのはまだまだ至難の業であろうが、宇宙空間まで行くこと、あるいはISSまでモノを運ぶこと、それもローコストで実現できればニーズが確実にあるからだ。JSATがすでに放送事業に関心がない(他意も悪意もない)のと同じだ。インターステラテクノロジズという社名も、インターネットからインターステラ(ステラ=星)というネーミングも気が利いていて好きである。

日本は島国で、かつ南東側が大きな海なのでロケット打ち上げに向いている。大陸のど真ん中でロケット打ち上げを行うリスクを取る必要はないので日本はロケット産業に向いている。

モビリティの重要性についてはGASKETでも何回か書いているが、宇宙空間へモノを運ぶことは、スタートレックみたいな転送技術でも開発されない限り、現在の人類にとっては生命体はかならず死を迎えることと、モノは自分では時空間を超えられないという、たった2つの真理の一つであるからだ。だから究極のモビリティとしての行き先は宇宙なのだと思う。

その宇宙への旅は、言うまでもなく40年も前に月面着陸を果たしているが、他の技術、とくに移動技術と比較して進化している感じが薄い。そこにホリエモンが挑戦した。ここまで14年間も忍耐強くである。

エンジン、姿勢制御、管制など、メカニカルなものとエレクトロニクスなものが高度に融合して実現できたものだろうと想像する。それを実現できるようになった安価で高性能なコンピュータ類、それを組み上げる関係者の情熱があったと想う。

筆者が思うことは、「いまだから宇宙へ」というビジネス的な視点である。そして「いまだから民間でできる」という先見性である。元気をもらったとか、令和の幕開けに相応しいとか、そんなことはどうでもいいのである。