未知なるカテゴリー商品「LG Styler」は認知訴求にデジタルサイネージを活用

Digital Signage /

筆者の自宅の周りは家電量販店の競争が激しく、時々アマゾンで買うより安いこともあり、定期的に店舗を回るようにしている。今日も娘のヘアドライヤーを買いに数件の店を回ってきた。ノジマ、ケーズデンキ、コジマの店舗を見てきた。このケーズは中型店舗で品揃えが他の大型店舗に比べ、あまり良くないのだが、店員の対応と価格の安さでよく利用している。その普通の家電量販店の店頭になんと最新のLG Stylerが置かれていて、筆者は衝撃を受けた。

今年のCESで、この商品をチェックしていたが、まさかこのタイミングでそれも地元の量販店でLG Stylerと遭遇するとは思ってもみなかった。なおかつデジタルサイネージまで活用し、店頭が作られていたので余計に驚いた。

LG StylerにはLG独自の「TrueSteam」という技術が採用されている。ボックス内にスチームが循環し、そこに振動が加わることで、衣類についたシワを綺麗にしてくれる。ハンガーに洋服を掛けるだけで、衣服のお手入れが簡単にできるのだ。洋服の嫌なにおいを落としたり、繊維から見つかる細菌の99.9%以上を除去してくれ、花粉症などのアレルギー対策にもなる。WiFi搭載のモデルは、外出先からアプリを通じて操作が可能なのも嬉しい。

TVやパソコン、シロモノ家電が並ぶ売り場に、このLG Stylerが置かれることで、普通の家電量販店の売り場がCESの会場のようになった。もし、LG Stylerがただ展示されてたなら、見落としてしまったはずだ。しかし、店頭がしっかり作られることで、商品が振動する様子やサイネージから流れる動画を見入ってしまった。

このようなイノベーティブなプロダクトは、売り場で目立たせる必要がある。ただ縦長なLG Stylerを店頭に置いただけでは、視認性や商品理解度は低くなる。今回、LGはデジタルサイネージと大型パネルを活用することで、消費者との距離を縮めようとしたのだ。この試みは成功しているようだ。実際、私以外の顧客もこの展示を見入っていた。

リーフレットは広げると実機の原寸大(底面積)になっているので、自宅の設置場所をイメージしやすい。元々家の中では想定されていない白物家電なので、こういう細かい配慮は重要だ

実際、LG Stylerには価格の高さや置き場所などの課題はあるが、この商品は、今後シロモノ家電のマーケットを牽引するかもしれない。食器洗い乾燥機も元々は高額で置き場が問題になっていたが、ビルドイン型のモデルが普及し、価格が下がったことで今では多くの家庭で使われている。価格が下がり、住宅メーカーが採用すれば十分可能性がありそうだ。

LGのWEBから購入可能店舗一覧をチェックさせ、店頭に誘引する仕掛けが施されている。店頭には商品メリットや設置場所を確認できるチラシも置かれていた。今回のLGのマーケティング施策から、同社の本製品に対する本気度を感じた。家電量販店でも今後LGの存在感がますます高まっていくのだろう。

Tags: