夕飯の献立、冷蔵庫の中身、管理するのは全部コネクテッドな冷蔵庫

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さて、今日も家族のために夕飯を作らなければ…。今日は合挽き肉が安い。そうしたらハンバーグを作ろうか。でも、家にそろそろ使い切らなければいけない野菜があったような…。そもそも、ハンバーグを作るのに、家にある卵の数って足りるだろうか…。スーパーで同じ場所をぐるぐる回る。誰か夕飯の献立用の秘書になってくれないだろうか。そんなことを1度くらいは考えたことがあるだろう。

そんな主婦の悩みの一部を軽減してくれる冷蔵庫がすでに存在する。日立の冷蔵庫 R-KX57Kだ。冷蔵庫で保存する食材をスマホで撮影し、購入日や経過日数を専用アプリに登録し、一覧で在庫状況を外出先でも確認することができる。ただ、手動でひとつひとつ入力しなければならない為、なかなか運用が難しそうだ。

そこで、私は以下のようなシステムのIoT冷蔵庫を提案したい。
大手スーパーとシステムを連携し、インターネットを介し、自動で在庫状況が更新されるシステムを搭載されたらどうだろうか。さらに専用アプリを設けることによって外出先でも在庫の状況を確認できるようになる。

仕組みとしては、大手スーパーで買い物をすると、POSレジデータを送信、またはPDFレシートを受け取りそのデータを元に冷蔵庫で購入した商品の在庫を管理するというもの。または、ネットスーパーで買い物した商品もネットを介し在庫管理が自動で更新されるようにする。さらに、レシピサイトと連携させれば、そこから冷蔵庫の在庫で作れるレシピを豊富に提案することができる。
スーパー側でもメリットを得られるようにするために何か考えるとすれば、冷蔵庫の在庫にさらに現在広告の品をプラス1品購入するとこんな素敵なレシピが作れるなど、スーパーのチラシ情報と紐付け、そこのスーパーでの購買意欲を向上させることもできる。

ただ、問題は在庫が減った時の管理だ。よく使用し、入れる場所が固定されるような牛乳や卵などは、下に重さを判別させるパネルを敷き、それで管理できるだろうが、その他は種類が多すぎて固定の場所を取ることができないのでそのような管理は考えにくい。現実的な方法としては冷蔵庫から取り出し使う時に冷蔵庫表面についたタッチパネルに表示される在庫一覧から対象の食材を選択し、減った個数を入力するというところだろうか。これだと少し手間がかかり、結果としてこの冷蔵庫の機能を使わなくなる可能性が高いが…。

他の策としては、冷蔵庫の棚の間隔をできるだけ狭くしてカメラでひとつひとつ材料の状態をチェックして更新するか、冷蔵の扉にセンサーをつけて、取り出すときにレジのスーパーのように一品一品センサーにかざし認識させたりするなど。バーコードがついていなくても、入庫したときに食材ごとの特徴を認識させたり、すでにAI学習された野菜、肉などのデータを取り込むことによって、センサーをかざした時の判別の精度をあげることができるかもしれない。

まるで秘書のように管理し提案してくれるようなIoT冷蔵庫が誕生する未来もそう遠くはないだろう。