スタープレイヤーの一人、NINJA氏

【DSE2019】Vol.06 eスポーツはデジタルサイネージのニューフロンティアである

Digital Signage/Media /

DSE2019では、はじめてeスポーツに特化したセッションが行われた。セッションのタイトルは「Esports Unraveled: A New Frontier in Digital Signage」で、日本語的には、eスポーツはデジタルサイネージにおける新たな領域を明らかにした、といったところだろうか。

セッションはディスプレイマウントのメーカーであるPremier MountsのCurtis Rose氏が登壇した。同社はどちらかというとeスポーツにおけるデジタルサイネージのさまざまなプレイヤー企業の中では、ディスプレイ金具メーカーというやや脇役的な立場になりがちなのだが、逆に会社としてはeスポーツ領域をまさにタイトル通りのニューフロンティアと位置づけて、積極的に参入展開をしていく考えのようだ。

Premier MountsのCurtis Rose氏

セッションの前半は、eスポーツの歴史や、今の市場規模などの説明があった。メジャーなゲームの一つであるFortniteは2019年の賞金総額が1億ドル集まっているという。後半ではeスポーツをデジタルサイネージ的に見た場合のポイントを列挙していた。

1億円プレイヤーであるNINJA氏のTwichのライブ。RED BULLが広告を掲出している。右の枠内がNINJA氏の対戦中のライブ画像だ。

広告効果
43%が試合中に広告を認識している。33%がお気に入りのeスポーツチームをサポートしている企業に対して、それがこれまで親しみのないブランドであったとしても一度試してみようと思い、29%が実際に購入をしている。

実際の広告事例
全米第二位の自動車保険会社のGEICOは、トーナメントをサポートする事業部がある。トヨタ、コカコーラなどがeスポーツ団体「OverWatch League」の会場に広告を出している。eスポーツの会場を運営するHyperXはNBAのスポンサーである。

システムインテグレーション
ダイナミック(動的)に可変できるシステムであることが必要。またターゲットに合わせたデザインや表現方法が重要。

コンテンツ表現
多くのディスプレイを使うなど視覚的にエキサイティングなものであることと同時に、ゲームや試合に対して本質的なものであること。

体験を創造することの重要性
大画面LED、案内のサイネージ、飲食メニューや、当日の進行、配信用のスタジオ機能

最後にまとめとして「システムインテグレーター、メーカー、ロケーションオーナーの役割は、視聴者を魅了し、興奮させるソリューションを制作して実装することである」と強調した。

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