Grab Bikeが刺激的!ホーチミンでのGrab Bike体験記

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筆者は3日前からベトナムのホーチミンに滞在している。とにかくこの国の成長は半端なく、街中に次々と高層ビルが立ち始め、工事がいたるところで行われている。2016年の国連調査を見ると、この国の平均年齢は28歳と若く、多くの若者が未来を信じ、エネルギッシュに動き回っている。実際、何人かの若者と話をしたが、とても楽しそうに暮らしている。彼らはこの国や自分の未来を信じ、ワクワクしながら一所懸命に生きているのだ。彼ら若者のパワーが、この国の成長を後押ししていることは間違いない。

成長著しいベトナムだがこの国には多くの課題がある。特に交通インフラがひどく、移動手段が限られている。ホーチミンの地下鉄は建設中だが、工事は遅々として進んでいないのが実態だ。自ずと移動はバスやバイクになる。噂にたがわず通りにはバイクが溢れ、若者たちが傍若無人にバイクを乗り回している。大きな通りを渡るときには細心の注意が必要だ。何台ものバイクが通り過ぎる道を渡らなければならないのだ。彼らは絶対に止まろうとせず、人を避けながら横断歩道を我が物顔で疾走していく。タクシーは現地の物価に比べ高いようで、住民たちは最近、通勤や街中の移動にGrab Bikeを利用している。

Grabはシンガポール発のタクシー配車サービスで、uberの東南アジア事業を買収したことで有名だ。GrabはインドネシアのGo-Jekと激しいシェア争いを演じているが、ここホーチミンでも両社は激突している。両社のブランドカラーは共にグリーンだが、昨年ベトナムに進出したGo-JekはブランドをGo-VIETとし、赤のユニホームでGrabと戦っている。ホーチミンの街のいたるところで、GrabとGo-Jekのバイクが走り回り、お客を運んでいる。現地の人に話を聞くとこの2社のサービスを比較し、料金の安い方を選び、使い分けているそうだ。そのため2社は絶えずプロモーションを行い、顧客を取り込もうとしている。

私は海外での移動にUberやLyftを使っているが、今回はこのGrab bikeを試してみることにした。アプリをダウンロードし、早速ホテルから高島屋の視察の際の移動に使ってみた。使い方は簡単で、アプリに現在地と目的地を入力すると料金が提示され、すぐにバイクが配車される。言葉が話せなくとも目的地さえ入力すれば、あとはバイクが目的地まで運んでくれる。

そうは言っても、バイク天国のホーチミン、無謀運転の若者のバイクに乗るのは相当勇気がいる。実際、前日にバイクの接触事故を見たばかりだったので、乗る前に少しだけ恐怖感を感じた。しかし、それは杞憂だった。目の前に現れたのは優しい顔の少年で、笑顔でヘルメットを渡してくれた。タンデムでの移動は学生以来30年以上ぶりであることをバイクに乗った瞬間に思い出した。バイクでホーチミンの風を感じながら移動することで、私はこの国のエネルギーを肌で感じることができた。なんども隣のバイクや車に接触しそうになってヒヤヒヤしたが、彼らはそれを全く気にせず、少しでも前に出ようとする。この一人一人の前進志向がこの国を成長させているのだ。タクシーや通常のGrabで移動するよりもはるかにリアルなホーチミンを体験できた。5分ほどの移動で料金は12000ドン(約60円)、クレジットカードではなく、現金で支払うシステムになっている。私はこの刺激的なサービスにハマり、この後なんどもこのサービスを使ってしまった。

Grabは人の移動だけでなく、もののデリバリーにも使える。なんとバイクで巨大な冷蔵庫を運んでいるのを目撃した。ベトナム人のパワーは本当におそるべし。この国の成長はまだまだ始まったばかりだ。

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