【CES2019】Vol.04 CESに登場したHIGH-TECH Retailingというエリア

AI/Digital Signage/IoT /

CESはConsumer Electronics Show の略だったのだが、昨年あたりから主催者は「CES is CES」だと言い始めた。確かにコンシューマーエレクトロニクスとかデジタル家電という範疇ではカバーしきれない領域に年々増殖を重ねているからだ。

こうした流れを受けて、今年はHIGH-TECH Retailingというエリアが設定された。

広さはこの倍の面積がある

THE NEXT GENERATION OF CONNECTED COMMERCEというコピーが付いている。オンラインではないリアルな店舗において、続々導入されるIoTやAIをまとめて紹介するエリアである。出展者数は10社である。

最初に紹介するのはPerfect CorpのYouCam Makeupといういわゆる「盛り系」のアプリだ。メイクや髪型、メガネなどのアクセサリーなどをほぼリアルタイム3Dで盛ることができる。その精度は驚くほどリアルである。更にスキンケアたための肌診断機能もある。

 

Wilkinson Baking CompanyのBRED BOTは笑っちゃうような話だが、全自動パン焼き&販売機である。6分おきに焼きたての食パンが自販機に投入され、一連の工程は全て可視化される。

 

Optiwashmはその名の通り、自動メガネ洗浄乾燥機である。日本の眼鏡店の店頭でよく見かける超音波洗浄機はレンズのみを洗浄するが、これはフレームも含めて全部を45秒で洗浄してしまう。バクテリアを99%除去し、最後には洗車機のようにエアーで水気を吹き飛ばす。残念ながら完全には乾燥されないので、最後は何かで拭き取る必要がある。どこの置くのか訪ねたら、普通に眼鏡屋の店頭なのだそうた。

 

サンズ会場には、香港のPOPSQUARE LIMITEDがAI対応の販売ワゴンが展示されていた。ショッピングモールなどで見かける販売用のワゴンのハイテク版である。確かになかなかハイテクで、カメラで客の年代性別を判別して、それに適した情報を横に設置された42インチのサイネージで表示する。もう一台のカメラは商品を手にとったなどの動作を判別してサイネージの表示を変えていく。このサイネージディスプレイを遠隔地のオペレーターと接続して、リアルタイムで会話しながら接客できるようにもなっている。これらの一連の顧客の動作はデータ化されて、販売像につなげる解析を行うというもの。完全無人運用を前提にはしていないそうだが、一人の手人で複数のワゴンを担当するイメージだそうだ。香港、北京、台北で実際に稼働しているそうである。

 

これらの事例は、ちょっと笑ってしまいたくなるような気もするが、各社は当然真剣である。これらの企業はこれが本業であり、果敢に挑戦するバイタリティを見習いたい。