HOTEL 1899 Tokyo 開業日宿泊記

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昨年の12月のパリ出張の帰りに立ち寄った、ドーハのカタール航空のラウンジに置いてあったニューヨークタイムズ。なんとなく手に取ると、中にフルカラーの折り込みチラシが挟み込まれていた。どうやら東京に、お茶をコンセプトにした新しいホテルができるようで、HOTEL 1899 Tokyoという名前らしい。よく見るとプロモーションコードが付いていて、アクセスしてみたら一泊1899円で泊まれるではないか。ニューヨークタイムズの折込みなので日本人以外がターゲットだろうけど、日本人NGとか書いてないので開業日らしい12月1日を予約してみた。およそ1年前の2017年12月21日のことである。

いい感じのテイストの写真(CG)
あえて日本語をそのままつかうのはいま風
プロモコード付き。アクセスしてみないと1899円とはわからない仕掛け。確かにその方がフィルタリングになるのだろう。

そしていよいよ宿泊当日、開業日の12月1日。もちろんホテルは、開業前に関係者や招待客を招いてテスト運用をしていると思うので、開業日にいきなり客が来るわけではない。チェックインは15時で、我々は16時すぎに到着した。とはいえ初日なのでもう少しざわざわした感じを予想していたが、まるでそういうことは無く、館内に胡蝶蘭がたくさん飾られているくらい。静かで雰囲気が良い。フロントには2人のスタッフ。やや緊張しているみたいで説明はぎこちないが、無事にチェックイン完了。館内のショップやレストランは、朝食以外はまだ機能させていないようなのがちょっと残念。本来はウエルカムドリンクとして薄茶が供されるはずである。ファーストユーザーとしてオリジナルの日本酒とお茶をいただいた。

部屋はいちばん広いコーナーツイン。全体にコンテンポラリー・ジャパニーズテイスト。

一番広いコーナーツインは34平米。各階に一室のみ。折込のイメージがほぼ完璧にそのまま再現。
奥がベッドルーム。左側にバスルーム。
ダブルシンク。ミラー周りの照明は自然光は入りないが間接光で女性受けはいいはず。アメニティのソープ類はお茶の香り。海外でときどき遭遇する。
バスタブは非常に深い。この手のホテルにしては珍しく広めの洗い場がある。ベッドルーム側には明り取りのための磨りガラスのはめ殺しの丸窓で和のテイストも。
ミニバーエリアは水屋風。照明は茶筅をイメージしたオリジナル。無料の水とお茶と茶菓子、コーヒーのみでジュースやアルコール類はない。必要ならルームサービスを。
縁台がいい。ワークデスクがなく、椅子もこの縁台しかないのでので、長時間のパソコンワークにはちょっと辛いかもしれない。眺望は普通の新橋の街が見えるだけ。

さて、ホテルガイドはこのくらいにして、IT関連を紹介しよう。まず館内にはデジタルサイネージは1台も無し。60室程度の規模だし、スタッフも多く、客単価も安くはないので確かに必要ない感じ。室内にはタブレット(レノボのYOGA)があり、照明や空調のコントロールなどの操作系と、電話機能、近隣観光案内などが提供されている。

デフォルト画面
周辺の飲食店や観光ガイド。ただしこの下の階層はまだデータが入っていなくて使えない。。。。
ベッドサイドのライトはタブレットから調色が可能。個人的には赤い光でないとダメなのでありがたい。
暖色系に
寒色系に

部屋には最近日本国内でも本当に増えている無料スマホレンタル「handy」がある。これは海外ではそこそこ便利。特に現地SIMを買うほどでもない短い滞在期間や動き方をするときには、このまま持ち出すだけでも重宝する。今回は試しに、自分のFacebookのアカウントをhandyにも構築してみた。

まず最初にする必要があるのは、FacebookアプリをダウンロードするためにGoogleのアカウントにログインする必要がある。これを二段階認証でクリアして、次にアプリをダウンロードし起動して、今度はFacebookの二段階認証をクリアする必要がある。それなりに面倒だが他に方法はない。更にこの環境をチェックアウト時に削除する必要がある。これは手動でもできるが、handyにはチェックアウト時にタイマーで、あるいは手動で個人環境を削除してくれる機能が付いている。不安に感じる人もいるだろうとは思う。日本人が日本国内で使うケースはかなりレアだとは思うが、自分がインバウンド状態になれはアリだと思う。実際に香港とマカオではとても便利に使った。全世界でかなり見かけるようになったこのhandy。事業として成立しているのか気になるところだ。

 

そして朝。このホテルで一番驚いたのがこの朝食だ。ブッフェ形式だが、自分で取るのではなくガラスケースに入ったものを係の人にお願いして盛り付けてもらう。時間はちょっとかかるが、よく見かけるようにいろんな物が溢れているようなことがなく気持ちがいい。

そして何より美味しい。まったく期待していなかったこともあるだろう。「朝食が美味しいホテルランキング」というのがある。あれの上位にランクされているホテルは4,5軒行ったことがあるが、それに比較すると十分ベスト10圏内に入るレベルだ。鹿児島の城山観光ホテルの朝食に近い。まもなくディナーと、来年にはランチも始めるそうなので要チェックだと思う。

決してフォトジェニックではないが本当に美味しい朝食だった。客単価から考えると、部屋に持って行くコーヒーならともかく、スープやコーヒーを味気ない白い紙コップで提供するのはどうかと思ったので、マネージャーに参考意見として伝えた。

HOTEL 1899 Tokyo