JR東日本の無人AIレジ店舗はAmazonGOとはまるで異なる

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JR東日本が赤羽駅の5・6番線ホームでAI無人レジ店舗の実証実験が10月17日からはじまった。シアトルのAmazon Go、福岡のTRIALにそれぞれ実際に出かけて購入を体験した時との比較をしたい。

今回の店舗の詳細はこちらの2つの記事に詳細に書かれているので、読んでいただきたい。

トラベルWatch
JR東日本、赤羽駅ホームの無人AIレジ店舗を公開。実店舗跡地での実証実験を10月17日から約2か月間実施

インプレスWatch
赤羽駅の無人レジ店舗で未来型ショッピングを体験してきた!

GASKETではAmazon GoとTRIALの比較をこちらで記事にしている。
レジなし店舗のAmazon GoとTRIALは全く異なる購買体験を提供している

 

これらを踏まえた上で、今回の店舗との比較をまとめると

Amazon GO・・・新しい購買体験を提供

TRIAL・・・・・セルフレジ付きショッピングカート

JR東日本・・・・結局はSuicaで払う

JR東日本はAmazon Goとほぼ同じであるが、実は決定的に違うことがある。それは結局最後にSuicaをタッチしなけれなばらないのである。買い物のために棚から商品を取り、商品を自分のカバンなり、店内にあるビニールの手提げに入れて、店を出るときに改札機のようなものの前で一瞬立ち止まり、再びSuicaを取り出してタッチをして、Suicaをまた財布に戻すというプロセスが必要だが、Amazon Goではこれらは一切ないのである。

SuicaがApple Watchになったとしてもやはり一瞬立ち止まってタッチしなければいけない。これはタッチの動作がめんどくさいということよりも、お金を払わずにフリーで出ていける感覚の素晴らしさである。さらに決済するとレシートが出てくる。これを取らないと店を出られない。今まででもコンビニなどでレシートが不要な人にはすでに煩わしいものだ。Amazon Goではレシートはもちろんメールで届く。きっと日本では帳票として紙のレシートが必要なケースが多いからだろう。入店時にSuicaをタッチしているのだから、技術的には退店時にもう一回Suicaをタッチする必要は本来ないはずだが、今回はそれを求められる。これはおそらくSuicaの運用ルールなのではないだろうか。JR東日本は店側の利便性を、Amazon GOは顧客の利便性と新しい購買体験を提供しているのである。

キャッシュレスと支払い行為不要とは天と地ほどの違いがある。これは近未来の店舗ではない。ここを見落としたままでこうしたサービスを展開するとまた周回遅れになる。

 

入店時に交通ICカードをタッチ

 

退店時に改札に再びICカードをタッチしなければならない

 

 

紙のレシートが出てきてしまう