タッチパネルサイネージの最適な画面サイズとは

Digital Signage /

案内用のデジタルサイネージを始め、街なかではタッチパネル機能を持つデジタルサイネージが数多くある。オリンピックに向けて多言語での案内の需要も増えており、これから更に増えていくであろう。デジタルサイネージを操作したい場合に、画面が大きすぎて使いにくいと感じたことはないだろうか。

使いやすいタッチパネルディスプレイのサイズとは、どんなものだろうか。

一般社団法人デジタルサイネージジャパンでは、2017年にアテンドサイネージ用ガイドラインを発表し、その中でタッチパネルの最適なサイズの求め方について言及しているので、それを参考にしてみることにする。

ディスプレイサイズの目安

タッチパネルでは10インチ程度のタブレットサイズのものから、60インチ程度の大型のものまでの様々なディスプレイが設置場所に合わせて使われている。

実例でみてみよう。

32インチ:札幌駅のJRタワー

タッチパネルサイネージの操作中は、ベゼル(ディスプレイ周りの縁)や余白に手を置きながらサイネージを見たり操作する人の姿もよくられる。

 

 

 

西武池袋:55インチ

閉店時間でもコスメが注文できる、西武のタッチパネルサイネージ。
55インチが横に3面並んでいる。

 

 

 

韓国ショッピングモール入口 65~75インチ程度

ここまでなるとかなり大きめである。タッチしたあとに画面を見るためには2歩程度下がらなければならない。
見てわかるように画面下部は触りにくくなるので、画面が大きい場合は設置場所や設置の高さに合わせて、使用頻度の多いボタンの位置などの工夫が必要である。

 

 

 

 

操作者が画面をすべて見えるか

画面が大きすぎると、操作者が操作したときに画面のどこが変化したのか、どこに検索結果が出ているかに気づけないことがある。
前述したアテンドサイネージガイドラインでは、ディスプレイサイズ選定の要点として「操作者が操作しながら結果表示を確認するにあたって大きすぎない。 」ことを上げている。
視野と腕の長さをもとに一覧できるディスプレイサイズを算出すると32~36インチ程度となるという。
計算方法は以下参照。

 

タッチパネル+αという手もある

 

案内のすべてをタッチパネルでやるのではなく、他のものと組み合わせること方法もある。

例えば、看板等でのレストラン一覧案内の横に、多言語対応や絞り込み検索機能があるアテンドサイネージが置かれるケースや、出口や施設の方向を示す案内標識と共にフロアマップ検索ができるアテンドサイネージが置かれるケースなどである。
提供すべき情報を整理することで利用者に短時間でスムーズな案内をする事ができる。

タッチパネルサイネージを設置するときには開発段階で必ず実機のディスプレイサイズや設置の高さで表示をしてテストを行い、使いやすさを確認する必要が重要である。